三井住友建設 “気泡ソイルセメント柱列壁工法”を建築工事に本格適用 ― 環境負荷を大幅に低減できる土留め壁工法 ―
2012-01-24
■ 気泡ソイルセメント柱列壁工法 とは“気泡ソイルセメント柱列壁工法”は、注入するセメントミルクと発生する泥土量を低減させることのできる気泡を加えながら地盤をオーガーで連続掘削し、その溝内にソイルセメント壁を構築する工法で、三井住友建設株式会社が、株式会社竹中土木、早稲田大学、有限会社マグマ、太洋基礎工業株式会社とともに共同開発した工法です。専用の気泡プラントで生成した気泡をセメントミルクと混合し、オーガー先端から吐出しながら削孔混練りし、引き上げ混練り時に消泡剤を吐出・撹拌して気泡を消失させて、ソイルセメント壁を造成します。
従来工法では、オーガー注2)による削孔・攪拌時において地盤の流動性を高めるために多量のセメントミルクを注入する必要がありました。
これに対して“気泡ソイルセメント柱列壁工法”では、このセメントミルクの一部を気泡に置き換えることにより、注入するセメントミルク(セメント・水)の量を少なくできることに加えて、気泡のベアリング効果で流動性が高まるためトータルの注入量も減らせことができ、削孔時における泥土発生量が削減できます。
そして、オーガーの引上げ時には、気泡を消し体積を減少させることで泥土発生量を少なくし、環境負荷を低減させるとともに、産廃処分費を削減できます。注2) スクリューによって地中に孔をあける機械■ 工事概要このたび“気泡ソイルセメント柱列壁工法”を適用したのは、千葉県市川市の研究所兼研修センターの建築工事であり、土留め壁工事としても面積が9,550mと大規模なものです。
この現場では本工法の適用により、建設汚泥発生量を一般的なSMW(ソイルミキシングウォール)工法注3)の1/2に削減でき、優れた環境負荷低減効果が確認できました。
工事概要は、以下のとおりです。